【知っておきたい基礎知識】防水工事の流れを紹介
防水工事は住宅の屋上やベランダ、バルコニーに施工する、室内への漏水を防ぐための工事です。
こういった目的で行う工事ですが、その頻度は大体10年に1度程度、頻繁に行うものではありません。
そのため、防水工事を依頼するときは、
どのような工事がされるのか不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、防水工事の流れについて、依頼するタイミングや施工の流れ、
実際に依頼する際の流れを項目ごとに紹介しています。
・防水工事を依頼するタイミング
防水工事を依頼するタイミングは、住宅を建てて約10年程度経過した頃が目安です。
防水工事の工法にもよりますが、通常はその頃になると劣化が進み、メンテナンスの検討が必要になります。
見た目に異常を感じなくとも表面は、施工時に比べてかなり劣化が進んでおり、
防水性能も低下している状態です。
こういった背景から、自分では分からなくともチェックもかねて新築やリフォームから
約10年程度を目安に防水工事の検討をおすすめします。
・防水工事における施工の流れ
防水工事の流れは、基本的に7つのステップを踏んでいきます。
その流れは、洗浄、下地の処理、下塗り、シート貼付(工法による)、主剤防水塗布、トップコート、
仕上げ、引き渡しの6工程です。
洗浄は、過去に防水工事を行った場所に高圧洗浄機を使用して汚れや苔を取り除いて清掃を施していきます。
防水工事が過去に行われた場所は汚れやコケなども多く付着しています。
それらを除去して、新しい防水工事が行いやすい環境を作る目的があります。
洗浄を丁寧に行うことで防水層の密着性が向上し、耐久性も上がります。
下地の処理は、防水工事が行いやすいように平面にしていく作業です。
古くなった防水工事の箇所は、デコボコしていたり、ひび割れなども発生しています。
そのため、傷んだ部分を撤去したり、下地を丁寧にはがして修繕していきます。
下地処理が終わった面に密着性を高めるためにプライマーと呼ばれる下塗り材を塗布していきます。
これはのりのような役割を持つ素材です。
シート貼付は、工法によって行ったり、行わなかったりします。
直接防水素材を塗布する工法では行いませんが、耐久性を高めるための工法では、
防水シートを貼って行く作業があります。
主剤防水塗布は、防水工事のメインです。
様々な防水素材をまんべんなく平らに塗布していく作業を行っています。
トップコートは、防水素材の表面をコーティングして強度を高めていきます。
防水効果の維持はもちろん、紫外線から守る効果の期待できる作業です。
トップコート単独で数年おきに行う場合もあります。
これらのステップが完了したら、防水工事の流れは完了です。
状況を施主に確認してもらいます。
・知っておきたい防水工事を依頼する流れ
最後に具体的な防水工事を依頼する流れを紹介しましょう。
最初に電話やメールで防水工事の業者に問い合わせます。
すると建物の形状や施工場所、希望の工事内容などを確認に来て、現地調査や打ち合わせの日程を決定します。
後日現場確認で施工場所、住宅の築年数、下地の補修個所などを確認する流れです。
これらが終わったら、現場調査の結果をもとに、最適なプランを提案してもらえます。
基本的に防水に必要な素材を施主に確認してもらう流れです。
スタンダードなウレタン素材や耐久性に優れたFRPといった選択をします。
その後、見積もり、契約を行い、工程の打ち合わせをした後に、着工という流れです。
着工前に片付けなどをしておきましょう。
工事が終わったら現地で確認し、代金を支払って工事は完了です。
まとめ
防水工事には、様々な工法がありますが、基本的な流れとしては今回紹介した流れです。
防水工事を行う流れを知っておくことでスムーズな流れで防水工事を依頼できます。
防水工事を検討している方は、これらの流れを知っておくことをおすすめします。
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