防水工事で施工される下地処理とは?目的や作業内容を紹介
防水工事では、防水層を施工する前に下地処理と呼ばれる作業があります。
これは、既存の防水工事のリフォームを行う場合にも撤去をして新規に施工したり、そのまま利用したりとさまざまな取り扱いが行われています。
今回は、そのような下地処理の目的や作業内容について解説しましょう。
下地処理の目的
下地処理は下地と防水層を密着させるために下地の状態を加工したり、補修したりする作業です。
その種類は多く、高圧洗浄のような清掃作業やけれんのような補修といったものが含まれます。
目的として、防水層のはくりを防ぎ長持ちさせる意味を持っています。
不十分な施工では目的が達成できず、防水層にはがれや割れなどが生じる可能性も高くなるでしょう。
下地処理の作業内容とは?
下地処理の作業内容は次のようにして進められます。
1.洗浄
2.けれん
3.目地の処理
4.ノロ引き
最初にリフォームや新規の施工に関係なく、洗浄を行います。
高圧洗浄機などを用意して防水面に付着したホコリやごみといったものを除去します。
リフォームの場合はコケやカビをこのタイミングで除去することもある工程です。
けれんは、防水層の密着を上げるための作業です。
わざと下地を研磨して目粗し(めあらし)と呼ばれる作業をしたり、リフォームの場合は既存の防水層の撤去を行ったりします。
目地処理は下地のクラックを予防する工程で、新しいシーリングを入れて目地と呼ばれる隙間部分を埋めていきます。
リフォームで防水工事をする場合は、古い目地があるので、それを撤去してから施工する形で施工されるのが特徴です。
ここでひびなどがあれば、そのまま日々の補修をします。
ノロ引きは樹脂ノロと呼ばれる樹脂を下地に塗布する作業です。
樹脂ノロは、セメントや水、樹脂、さらに状態によって硅砂(けいしゃ、目の整った砂)を混ぜたもので、硅砂を混ぜたものを樹脂モルタルと呼ぶこともあります。
この塗布作業を行うことで、ウレタンなど各種防水層の定着がよくなります。
以上の工程を行って下地処理が完了です。
まとめ
下地処理は防水工事で施工される防水層を密着させるための作業です。
そのため、防水工事の種類に関係なく、必ず施工されるものです。
重要な工事なので作業が不十分な場合では防水性能も低下し、雨漏りを引き起こすこともあります。
下地部分は防水工事が完了後、見えない部分になってしまうものの、施工業者は慎重かつ丁寧に下地処理を行っています。
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