-主な防水工事の種類について!主な4つの工法をそれぞれ紹介-
防水工事は、建物の浸水を防ぎ、建物の強度を保つ重要な工事です。
この工事にはいくつか工法が存在し、ウレタン、アスファルト、塩ビ、といった素材を使用して屋上やベランダなどへ形状にあった工事を施工しています。
今回は防水工事の主な種類である4つの工法について解説しましょう。
FRP防水とアスファルト防水:プラスチック樹脂やアスファルトを使った種類
繊維強化プラスチックと呼ばれるプラスチック樹脂を使った防水工事です。
ベランダやバルコニーに塗布するように施工するのが特徴として挙げられます。
コストはかかるものの耐用年数が20年近く、耐久性に優れているのも注目すべきポイントです。
また、アスファルトをシート状にして設置するアスファルト防水もあります。
こちらも耐久性が高いものの、施工時に特有の刺激臭が発生するので近隣に十分な説明をしておく必要があります。
また、ある程度の面積がないと施工できないのでビルなど規模の大きな場所で施工されるケースがほとんどです。
ウレタン防水:自由な形状に施工できる
ウレタンは防水機能を持った素材です。
これを塗料などに配合して、防水工事を施工したい場所に塗布していくのがウレタン防水で、塗布することで使用することから自由な形状に施工できるメリットがあります。
若干耐用年数が短めで15年程度となっていますが、複雑な屋上やバルコニーにおすすめです。
シート防水:2つの種類がある防水工事の種類
シート防水はさきほどのアスファルト以外にもあります。
むしろシート防水といえば、ゴムや塩化ビニールを使用したものがシート防水といえます。
まずゴムによるシート防水はすぐに施工でき、かつては屋上や陸屋根に利用されていました。
しかし、熱に弱く膨張したり、割れたりすることから現在はあまり利用されていません。
現在シート防水の代名詞となっているのが塩化ビニールを使用した防水工事です。
こちらは低コストでありながら耐用年数も20年程度と、かなり長めになっています。
ウレタン防水のような自在な形状には施工しにくいものの、耐用年数の長さから利用するケースが少なくありません。
まとめ
今回は防水工事の種類について主な工法を紹介しました。
それぞれ特徴を踏まえながら解説しましたが、業者によって施工する工法が異なる場合があります。
もし、今回紹介した工法で気になるものがあれば、その工事について防水工事業者に相談してみましょう。
きっと参考になるアドバイスが得られるはずです。
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