ー防水工事で施工されるシーリング工事とは？目的や作業内容ー

防水工事は建物の防水性能を高める、あるいは付与させるための重要な工事です。
防水をすることで建物の劣化を遅らせ耐久性を高めるといったメリットが得られ、防水工事自体は建物を建設するうえで必要な工事といえます。

一方で防水工事とともに行われる工事にシーリング工事があります。
今回は防水工事について解説するとともにシーリング工事とはどのようなものかについても紹介しましょう。

 

防水工事とはそもそもどのようなものか

防水工事とは、防水性を高めるために建物などへ施工する工事です。
防水性がない、あるいは低下した状態では屋根や外壁から水が入り込み劣化する原因になります。
本来持っている建物の耐久性が著しく低下するため、定期的な防水工事が必要なのです。

 

シーリング工事とはどのような工事か？

シーリング工事とはどのような工事なのか、ここでは目的や作業内容について解説しましょう。

 

シーリング工事の目的

シーリング工事は防水工事として行われる工事です。
目的としては、シーリングと呼ばれる部材を注入することで隙間を埋め、雨漏りに対してより強い防水能力を獲得する目的で施工されています。
防水工事で施行されるほかの工法と組み合わせて、ほかの工法では難しい部分をカバーすることも目的になっています。

 

シーリング工事の作業内容

シーリング工事の作業内容はシーリング材を入れることです。
防水工事を施工した際に外壁の継ぎ目や防水工事で施工しきれなかった隙間をチェックし、そこにシーリング材を入れて隙間や継ぎ目を埋める作業を行います。

 

シーリング材とは防水性や気密性を高める材料で、施工方法によって多くの種類があります。
たとえば、コーキング材といって油脂やカルシムを混合したペーストなどです。

 

最適なシーリング材を選択しますが、素材だけでなく硬化するタイプ（湿気硬化型、酸素硬化型、乾燥硬化型）に分けて最適なものを選ぶこともあります。
ただ、特に制約などがなければ使用しやすい空気中の水分と反応して表面から硬化していく湿気硬化型が選択されています。

 

このように防水工事の施工中に発生する隙間などに最適なシーリング材を充填する作業がシーリング工事です。

 

まとめ

建物の防水性の低下によって雨漏りのリスクが高まります。
そういったリスクを軽減し、快適な環境を維持するうえで防水工事は重要です。

今回は、防水工事とともに行われるシーリング工事についても紹介し、その重要性を解説しました。
もし防水工事を検討されている方はシーリング工事についても注目してみましょう。