ベランダの防水工事はその形状や陽射しの状況などに適した種類を選びましょう②
前回に引き続きベランダの防水工事とその手順についてお話ししていきたいと思います。
ベランダの防水層が劣化すると、防水効果が少なくなる、ベランダ部分のコンクリートや木材部分に水分が浸み込むことによってベランダに接する壁や天井などの雨漏りにつながってしまう可能性があります。
このような雨漏りを防ぐためにも、ベランダの防水工事のメンテナンスはしっかり実施しましょう。
ベランダ防水の種類について
シート防水
塩化ビニール等のシートを貼るシート防水です。
シート防水は、紫外線や熱に強いことからトップコートを塗る手間がありません。
ただし、あえてトップコートを施工する事例もたくさんあるので、必要性については施工してもらう際に業者に確認してみると良いでしょう。
シート防水は耐摩耗性もあり、洗濯物を干す際などの歩行にはもちろん、穴があきにくいという良さもあります。
しかし、シートである都合上、平らな床にのみ施工ということから凹凸のある床には使用できません。
また、約15年ごとにシートの全交換が前提となる防水です。シート防水の工事手順は、下地作り後、防水シートを敷き熱で溶着するというものです。防水工事は2から4日程度ですが職人さんの熟練の技が必要となります。
ウレタン防水
ベランダの素材や面積、形状などに関わらず防水工事が行えるものがウレタン防水です。
ウレタン防水は、液状となっているウレタン樹脂をベランダに塗り固めます。
特徴としては、弾力のある床に仕上がります。また、見た目の美しさなどもメリットになるでしょう。
ウレタン防水は下地がどんなものでもほとんど対応できるため、既存の下地を活かすことができ、廃材も少なくて済みます。ウレタン防水の工事手順は、ウレタンを厚めに塗った後、トップコートを塗ります。全体がしっかり乾燥したら完成となります。
ウレタン防水は3から10日ほどの工期が必要となります。
また、ウレタン防水は手作業で行われる工事となり、ムラなく均一に仕上げることが難しいので職人さんの腕によって品質が左右されること、他の防水工事と比較すると乾燥まで時間が必要となる点がデメリットになります。
10~15年程度の周期で適切な時期にメンテナンスを行うようにしましょう。
ベランダ防水には、防水素材とその工事手順の違いなど、複数の種類があります。
ベランダの形状や条件によっても適した防水工事や手順が違ってくるでしょう。
ベランダに最適な防水工事の方法を検討し選ぶことが大切なのではないでしょうか。
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